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フォノグラム解析 「形の科学会用」 ①

スライド1

「形の科学会」におきまして、今回発表させていただくプレゼンを
そのままの形で掲載します。

本ブログのダイジェスト版のようなものです。

これを読み終わった後、ブログを再読していただけたら理解が深まると思います。
カテゴリーのプレゼンテーションの記事を圧縮した内容になっています。

なお、時間の関係で数学的な内容を大幅に削ることになってしまいました。
この部分についてもUPしたいと思います。

全3回と カットした部分1回(数理的内容)の計4回にわけてUPします。


サムネイルはプロジェクターに移す画面です。
文章は、発表の台本です。
*以下はオフレコで”意図”を示しています。

参考にしてください。



それでは始めます。

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s-2 Introduction
スライド2


この研究発表は「音の図形」、フォノグラムについての研究発表です。
「フォノグラム」という言葉は、我々の造語で、

phonon(フォノン;音響量子)と graf(グラフィック)

を合わせたような意味を込めています。

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*ここでいきなり「フォノグラム」を見せる。
楽器のフォノグラムと身体のフォノグラム、
経絡図が同じであることを絵的に印象付けてしまう。 
「経絡の正体は音図か?など」。*


S-3 ヴァイオリンとフォノグラム
スライド3

S-4 人体のフォノグラムと経絡
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まず、説明をする前に、フォノグラムとはなんなのか、実際に見ていただきたいと思います。
以下がそれです。

S-5
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S-6
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S-7
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S-8
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S-9
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S-10
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S-11
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S-12
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ものを叩いた時に出る音をタッピングトーンといいます。

タッピングトーンは複数の音の重ねあわせですので、その中の一番良く聞こえる音を代表のおととし、
その分布図を示しているものがこの図形です。

「等音線」を重ねて書いたものとも言えます。

上の図は、ヴァイオリンのフォノグラムです。

人間の身体も叩くと同様に音が出ますので、フォノグラムが書き取れます。
どうやら、この音の線を繋いだものが東洋医学の経絡のようです。
それでは詳しく説明してまいります。

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s-13 楽器の製作法
(s-13 左右対称に作られたヴァイオリン)


スライド13

ストラディヴァリに代表されるヴァイオリンの名器、その制作法は、いまだ謎に包まれたままであります。

現在までに様々な研究がなされてきましたが、ほとんどの製作者は、名器と言われているヴァイオリンの「型」を正確にコピーすることによって、その楽器の「音」の秘密に迫ろうとしてきました。

言うなれば、「カタチ」から「音」の秘密に迫ろうとしてきました。

*左右対称でなければ意味がないとでも言わんばかりに、正確に作られた楽器の例を見せる。 また、ストラディヴァリの楽器で、わざと左右非対称なものをコピーしたものも見せる。いずれにしても、その発想は「カタチ」から「音」を作るという発想の中にあることを強調。*






いずれにせよ、当時のクレモナヴァイオリンを超えるものは作られていませんし、
普遍的な原理原則については何も分かっていないというのが現状です。

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s-13 共鳴版のフォノグラム

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実は、ヴァイオリンのあの美しい「カタチ」は「音」が決めた「カタチ」だったようなのです。
共鳴版の音を全面に渡って揃えていきますと、自然とあの「カタチ」が浮かび上がってきます。音が揃っていく過程が「フォノグラム」の図形変化として捉えることができます。
パワポ;楽器に直接書き込んだものを中心に


S-14
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*実際のフォノグラムと共鳴版の変化の図形をゆっくり説明しながら見せていく。
基本的に中央部分と周辺部分の「音の響き」が違うことを、実演を交えて、強調する。*


S-15

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フォノグラムの図形が整っていくに従い、ヴァイオリンの形が勝手に出来上がってきます。
フォノグラムは等音線ですから、フォノグラムが綺麗に整うということは、共鳴版上の音がすべて同じタッピングトーンになるということです。

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s-18 「音」から「カタチ」へ
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つまり、「音の変化を視覚的な図形に翻訳して、それを頼りに、楽器を作っていくという試みをした」
ということになります。これは、従来の「カタチ」から「音」という発想の逆転の発想になっています。
すなわち、「音」が作り出す「カタチ」を研究していく。ということになります。

フォノグラムとは、「音」の分布図のようなものです。

再度説明いたしますが、何かものを叩いた時に出る「共鳴音」
これをタッピングトーンと言いますが、この共鳴音を耳で聞き取って、
共鳴版の各場所ごとの、音の情報を正確に記したものと考えてください。

*図で説明、詳しい説明は、実演するしかない。直感に響かせなければ意味を持たないだろう。*

タッピングトーンの実演等


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フォノグラム解析 「形の科学会用」 ②

s-19 人体とフォノグラム
(s-19 人体(A),共鳴版(B))

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ここで、人間の身体構造に話を移していきます。

人間は、疲れますと、「声」が低くなってしまいます。

また逆に、気分が高揚して、テンションが上がってまいりますと、自然と「声」がツヤツヤして高くなります。

人間の身体というのは、いわば「動く楽器」という見方ができます。

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s-20 身体の音と東洋医学の関係
s-20 人体のフォノグラム(A)、経絡の概念図(B)

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また、皮膚を叩けば「音」が出ます。

ヴァイオリンと同じように、身体の皮膚上の「音」の分布状態を「フォノグラム」で調べてみます。

すると、これが、東洋医学に当たる「経絡」の概念に相当するようなのです。

「経絡」とは次のようなものです。

*フォノグラムの白点がツボに当たり、
経絡は「フォノグラムライン」であることを強調する。 わかり易い絵を用意する。*



s-21 身体の音と東洋医学の関係
スライド21

この、東洋医学の概念である、「ツボ」や「経絡」等の概念は、
もう一つ実態が明らかにされてこなかったように思われます。

また、東洋医学が何故効果するのかという説明も、
納得のいく説明が今までにされてこなかったように思われます。

少なくとも、物理的な「音」と対応しているという観点は、
「形而上学的」だと思われるこれらの概念に、新しい見方を与えてくれるものであります。

過去数年に渡り、自分自身の体はもちろんのこと、知人、友人の協力で、たくさんのサンプルデータを得ることができました。

経絡理論の古典に「黄帝大經」というものがありますが、フォノグラムこそが「経絡」の実態であると確信するようになりました。

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ここで少し、話を整理してみたいと思います。

s-22 フォノグラム解析へ
(s-22 共鳴版とそのフォノグラム(A)
人体のフォノグラムと経絡(B))


スライド22

身体の皮膚表面の「音」を合わせることが、鍼灸等の治療の目的であるとするならば、
それは、楽器の共鳴版を作ることと同じ原理を使っているということが言えるのです。

すなわち、「音」を合わせることで「カタチ」を補正していくのです。

ここにきまして、ヴァイオリン制作研究と東洋医学の研究が、
フォノグラム解析という同一の視点から研究することができるのです。

もう一度、申し上げれば、「音」から「カタチ」を構成していく
、変化生成がフォノグラムで捉えることができ、
そのフォノグラムを解析することが、
弦楽器制作や、東洋医学研究の「本質的研究」であると主張したいわけであります。

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s-23 フォノグラムの数理的側面
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次に、フォノグラムを、単に幾何学的に見ていきますと、そこには、非常に豊富な数学的構造が浮かび上がってきます。

はじめに見たときに、どこかで見たことがある図形だと思ったのですが、
それは、数学の複素関数論に出てくる、シュタイナーの円族、対数螺旋、特異点、
また、ジュリア集合やカントール集合等の、フラクタル図形でした。

s-24 シュタイナーの円
スライド24


s-25 渦巻き

スライド25


s-26 フラクタル

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s-27 フォノグラムの理解と音の対称性

スライド27

なぜ、こうも全く別のもの、一方は、音の分布図である「フォノグラム」、そしてもう一方は、純粋に、数学的な対象である複素関数論の幾何学が
一致しているのか、とても不思議に思っていました。

決して、数学的対象に、このフォノグラムという現象を当てはめるというわけではなく、なぜ、似たような幾何学的パターンになっているのか?

その理由を探ることで、フォノグラムというものを理解に変えようとして、研究がスタートしたのです。

補足になりますが、同じ幾何学的構造を持つということは、
何らかの代数的構造も同じものがあるだろうと考えるのは自然なことと思われます。

例えば、解析関数の関数要素のような概念はべき級数で表されますが、
形式的には、フーリエ級数で与えられますから、「音」が作る「カタチ」という
フォノグラムの発想に、非常に都合が良いのです。

これは偶然でしょうか?



とにかくここで強調したいのは、
「フォノグラムの挙動は、複素関数論(リーマン面論)と関係があるということ
そして、数理的、幾何学的なパターンが存在しているということは、
何らかの対称性が存在している」ということです。

それは「音の対称性」ということができると思います。

これを明らかにするのがフォノグラム解析研究の目的の一つです。

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フォノグラム解析 「形の科学会用」 ③

s-28 古代文様とフォノグラム
スライド28

今回、このことにはあまり触れませんが、色々なフォノグラムパターンを見ていきますと、
古代の文様、世界のあらゆる文化に見られる模様、宗教的シンボルなどを彷彿とさせるものが多く見られます。


s-29 ナスカの地上絵

スライド29

s-30 ケルトの渦巻き

スライド30

s-31 曼荼羅

スライド31

まるで古代人は、このフォノグラムを知っていたかのようです。

現代人が忘れてしまった、人間が本来持っていたはずの能力なのかもしれません。

フォノグラム:音図をキーワードに研究を進めていきますと、
このように全く関係のないものが、意外なつながりを見せ、
新しい知見を得ることができます。

昔から、ヴァイオリン制作研究は、科学、魔法、芸術が衝突する「場」であると言われてきました。

まさに、このフォノグラムこそが、この「場」そのものであると思われます。

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s-32 Conclusion

スライド32

「音」の情報から「カタチ」が決まるということに着目し、
それによって楽器の新しい制作法を紹介いたしました。

また、人間の身体の皮膚膜に着目した時、東洋医学の鍼灸理論などは、
膜の音を同じにしていくという楽器制作の方法と
全く同じ原理的説明が出来ることを見てきました。

楽器の経絡がフォノグラムであり、身体のフォノグラムが経絡である

ということを見てきました。

すなわち、フォノグラムを解析していけば、
これらを同じ観点から研究することが可能であることを見てきました。

そしてそれは、言い方を変えれば、「膜の科学」と言ってもいいと思います。

「膜の音が同じ」ということは「膜の張力があらゆる場所で一定である」ことと同じです。

「膜の張力があらゆる場所で一定である」ことから何が言えるでしょうか?

スライド33

全体として、統一体になっているということが結論づけられるのです。

楽器はフルボディーで鳴ることができ、身体は、その全体性を取り戻すということです。

この身体の全体性の回復を、俗に、「自然治癒力」が最大という言い方で説明されています。

身体における、自然治癒力最大の状態のフォノグラムは、まるでマンダラのような図形になります。

このパターンになるようにヴァイオリンの音づくりをしたら一体どんな音を出すのでしょうか?

このような方向で「理想の楽器」を追求しています。

そして、それは、共鳴版のすべてのタッピングトーンの周波数特性がホワイトノイズになることであり、
その時のみ、フォノグラムはマンダラ図形になります。

フォノグラムの渦がひとつにまとまり、その中心が丹田と言われるものの正体なのです。

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s-34 展示コーナーにて
スライド34

今回、30分弱という限られた時間内では、我々が、何をしているのか、ということを伝えることが精一杯でした。

詳しい話や、厳密な話は、何をしようとしているかわかっていただけなければ
何の意味も持ちません。

実際に、この方法で作った楽器をブースに展示しております。

フォノグラムを実際取るところや、楽器を削るところなどお見せできると思います。
なにかご興味もたれた方は是非お越しください。

まだまだ、科学と言えるような水準にまで研究が進んで
いるとは思いませんが、
何らかの間接的証拠は示すことができると思います。

この研究をすることによって、
今まで科学で扱うことができなかった領域を増やすことができればと考えております。

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s-35 fin 御清聴ありがとうございました
スライド35





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