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フォノグラム解析 イントロダクション (4)

実際にフォノグラムの製作技術で作った楽器を紹介していきます。

この辺はパラパラと見せるだけで良いです。
興味を惹かせてブースに呼び込む作戦。楽器をブースに展示することをここで言っておく。

violin wall
これらは、すべてフォノグラムの制作技術を利用して作られた楽器です。

また、ヴァイオリンだけでなく、他の楽器も同様に造る実験をしました。
先入観をなくして、音だけで本当に形が決まるのかを確かめたかったからです。

以下はヴィオラ=ダ=モーレ という楽器を参考にして、もっと自由な形の可能性を追求してみました。

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いろいろな楽器 全て「音で造った形」

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ヴィオラ=ダ=モーレ  まるで生き物のよう。

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実は、これらの楽器の材料はホームセンターのパイン集成材。
音響実験のためには十分でありますし、材料の善し悪しに依存するような原理ではないということを
はっきりさせるためでもあります。
ま~正直 お金がもったいないというのが本当のところですけど。
でも、十分 鳴る楽器になります。

*メモ;木材の経年変化の問題はここでは触れない。実際の音色の問題では、これは大きな問題です。
 ここでは、純粋に技術的なことに限って紹介するに止める。
 平年変化している材料がもし手に入れることができたら、きっと、共鳴版の厚みが十分残っている段階で
 音列が進むと予想される。
 乾燥しきっていない材料は水気が多いため、ミュート成分が多いのです。*

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momokubi 5

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音が決める形は、なぜか生き物のようになってしまうようです。
生き物の設計原理がこんなところに隠れているのかもしれません。

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オフレコ

*実際の印象を焼き付ける。「生き物の形」は「音の作る形」というところを強調していきたいと考えています。
 対応するフォノグラムを実際に見せなくても、
 雰囲気や印象として現れていることを見てもらえたら嬉しいです。
 頭でっかちの分からず屋のために、こちらが真実を曲げる必要はありません。
 謙虚さを示す相手は、自然の原理に対してであり、人の作った権威ではありません。
 この部分で引いてしまっては、何の意味もなくなります。
 科学は大衆迎合とは違うわけですから。*


dendenへ

実際に作ったものの後に、フォノグラムの図形変化のバリエーションの紹介に行ったほうがいいです。
いきなり見せても意味が通じないでしょうし。
次の(5)でフォノグラムの特徴的な幾何学パターンを何枚か見せて、
その数理的構造の説明に入っていきたいと考えています。
今は、とりあえずのあらすじを作っているところなので、長さはあまり気にしないでください

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音学顕微鏡の分解能

G-F-1  arabori

音を聞きながら掘り進めるというフォノグラムの楽器製作法ですが
、削りカスに着目すると面白いことが確認できます。
板の状態から掘り進めて行く時点では「一つの音の変化の幅」が大きいため、削りカスも厚くなります。さらに掘り進めていくと、だんだんと「一つの音の変化の幅」が小さくなっていきます。

G-F-1  kezurikasu keiretu

アラ彫り段階では、ノミを使って彫りますが、このときに聞こえる音の幅は
二度音程(ドーレ)に聴き取ることができます。
このドーレードーレードーレ、、、、、、と二度音程の音の変化の合わせて彫っていきますと
だんだんと削りカスが小さくなってくるのが見て取れます。
削れば削るほど、振動数の高い音が共鳴版に生み出されるために、音の幅が狭くなっていくのです。
まるで、顕微鏡の分解能を上げるのと同じような現象が起こります。

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削りかすの幅が、今聞いている音の幅を表わしていると考えてくれればいいです。
音を聞いて一様に掘り進めているからできることなのですが、聞き取れる音の幅は道具にも依存してくるのがわかるでしょう。
たとえば、スクレーパーで「一音」掘り進めるのに「5ストローク」必要だとしても
ノミを使えば「1ストローク」で済んでしまいます。
最終的には、2000~3000番の紙やすりで一こすりするだけで「一音」変化するところまで削り進めていきます。削りカスはとてつもなく小さなものになっていきます。
その時は、形もくっきりと現れてきます。

G-F-2.jpg

アラ彫りのときに、ノミの削った後が波打っているのは、顕微鏡の分解能が低くてモザイク状になってしまっている状態に対応します。
一様に削ることにより、音列を増やし、分解能を徐々に上げながら彫ることができるのです。
音を一様に合わせながら彫っているからこそ、そういうことが起こるのですが、音をそろえずに掘り進めても、音列は増えません。あくまで音を一層一層造っているから可能なのだということに注意してください。
これが音を聞いて掘り進めれば、勝手に楽器の形ができてしまう秘密の一つです。
音列の幅は少しずつ狭くなっていくので、そこには極限が存在します。
その音列の幅の極限が、限りなくゼロに近づく時、伝統的な標準寸法に近づくというのは偶然ではないはずです。

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要するに 「膜」の研究をしている訳です。(1)

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楽器の共鳴版を創るにしろ、皮膜を利用した整体技術(鍼灸や経絡治療)にしろ、
次の問題に還元することができます。

「どうすれば、「膜」の張力を同一一定にすることができるか? 」

また、部分の張力の違いは、そのタッピングトーンに対応しています。

膜でなく、一次元の弦張力の場合は、お馴染みです。
弦の張力と音の振動数を対応させたものの代表がギターという楽器です。

膜の聴力とタッピングトーンが対応しているので、

「膜の聴力を同一にすることは、膜のタッピングトーンをすべて同一にする」

ということになります。

ですから、膜上で一番張力にギャップのある2点を探します。
当然「音」が違うわけですから同じようになるように削っていきます。

*たいてい 全体の共鳴状態よりも遅れている場所はタッピングトーンに含まれる音列が少ないです。
 どちらを削るか判断が難しい時こそ、フォノグラムが役に立ちます。*

共鳴という現象は、全体性と局所性の両方の情報を同時に持つことができるという面白い物理的性質のものです。
こういった性質があるから、「音」が「形」を創り得るのだと思います。

フォノグラムというのは基本的には、

「膜の任意の2点の状態を一緒にするためにはどうすればいいのか?」

という単純な発想が元になっています。
ですから、注意深く2点のタッピングトーンの違いを聞き取れさえすれば誰でも出来ることなのです。
それができれば、あとは熟練の問題です。

タバコを箱詰めする仕事に従事する方で、一掴みで正確に10本掴める人がいるそうですが、
それと同じことです。

この膜状の2点のタッピングトーンを正確に振動数ごとに書き記し、周囲と同連絡しあっているのか
を調べたものがフォノグラムです。

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膜の張力を均一にすることは 膜のタッピングトーンを全て同一にすることと同値です。

また、膜の各部のタッピングトーンの情報を詳しく調べたのがフォノグラムですから、
タッピングトーンの変化とフォノグラムの変化は対応しています。

膜上の各点におけるタッピングトーンが均一でない時、フォノグラムの渦が多く見られます。

また、膜上の各点におけるタッピングトーンが全て揃う時、渦は中心ひとつにまとまり、そのときの
音響特性はホワイトノイズ型になるというのが私の予想です。

膜の緊張力
膜状のタッピングトーン
フォノグラム

がすべて対応していることから、フォノグラムの図形変化に着目して、膜の張力を均等化する研究が
フォノグラム解析研究です。

この図形変化を観察していきますと、複素関数論に出てくる図形変化にあまりに酷似していることに
大変驚いたものです。

いわば、人間の生理反応を元に描き取ったフォノグラムが既に、概念的には存在していたということです。
こういうことは、科学の進歩においてはよくあることらしいですが、
とにかく初期の研究は、この類似性の謎を解くことが中心だったと思います。

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うまく調整すれば 人体からも同じパターンを作ることができます。
この時、肉体に対応する意識の状態がガラッと変わります。
このことに言及するには、まだ用意が必要です。

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