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ピカソと皮膚(1)

われわれは 平面上の 二点間の距離を測るとき 
コンパスを使います
ある長さを コンパスで測り コンパスの足の形を保てば
その長さをそっくりそのまま 別の場所に再現することが出来ます

(平面でなく 凸凹した曲面の場合は出来ません)

19938189.jpg


コンパスの幅を固定し 皮膚上の2点を刺します

おもしろいことに 皮膚感覚は
体の場所によって
コンパスで固定した二点間の距離を 
違う長さに感じるようです


onotekon.jpg
(腕にコンパスをあてがう)


背中は もっとも鈍感で 距離40~60mm の幅の二点も
一点と認識してしまうし

逆に 舌は もっとも敏感で 距離1mmの幅でも
二点と認識できるようです

皮膚感覚で測る距離感は
体の場所によって違う
ということです

宇宙空間のように 場所によって 距離の概念が違うと考えることも出来ます

onokonpas.jpg 
(背中の皮膚感覚は鈍感で 40~60mmの二点間の距離も一点と感じてしまう)

ここで 面白い実験をして見ましょう
実験といっても思考実験ですが。。。。

まず Aさんに目をつぶってもらいます
Bさんに幅を固定したコンパスを何種類か渡します

Bさんがコンパスで Aさんの体のどこかの二点にセットします
つぎに BさんがAさんに二点に感じるか聞きます
もし二点に感じなかったら より大きな幅を持つコンパスに変えます

体の全ての点で試して どこでも二点と感じることのできる
幅のコンパスを基準のコンパスとします(コンパスの幅の上限)

逆に 最小の幅のコンパスも同様に決めることが出来ます

この最小の幅から最大の幅のコンパスを使い
Bさんは Aさんの体中の2点の皮膚感覚の距離を
問診します
Aさんが自己申告で「何mmです」とBさんに伝えるわけです
Bさんは これを全て記録していきます

すると Aさんの全身の皮膚感覚で測った
皮膚上の2点間の距離の全データが手に入ります

それをもとにAさんの身体地図を作ります

どんなでしょうか?  (ヒントは記事のタイトル)

つづく



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