FC2ブログ

紙一枚の差を感じ取る

紙一枚の厚さがどれくらいか知っていますか?

だいたい0.08~0.09mmぐらいです

ぴんとくる人は少ないと思います

でも 紙を二枚重ねると一枚の時よりも
厚いという事を 指先の感覚は記憶することが出来ます

頭で理解するよりも前に 身体感覚が記憶します
この場合 親指と人差し指で紙をつまみます
そのつまんだ紙の厚みを全身で受け止めます

紙一枚を基準に 何回も練習すれば だんだんと
この厚みは 紙何枚分かということがわかるようになってきます

0.1mm以下の厚みの調整は機械では無理ですし
肉眼で見ても その違いを捕らえられません


ここでフォノグラム(音の図形)が役に立ちます

これは 楽器の横板です
R0015702_convert_20110910005456.jpg
 (材料はヒノキ 本当は楓を使います  )

これを厚み1,3mm前後にそろえて生きます
この写真では だいたい1.4mmぐらいにあわせてあります

R0015708.jpg

紙に換算すると何枚分でしょうか

R0015709.jpg

だいたい15枚分でした ここから紙一枚分以下の厚みの調整をしていくわけです
見た目にはほとんど区別のつかないこのような世界をフォノグラムは捉えます

横板 フォノグラム 整形

1段階目 1.4mmぐらいからスタート:音ムラがフォノグラムの渦巻き模様にあらわれます うずのところは周辺よりも若干厚いところです
厚いといっても0.0何mmの違いです しかし音は違います

2段階目 :渦が少しずつ少なくなっていき 円らしきものと直線らしきものが現れ始めます 渦は円が崩れたもの 波線は直線の崩れたものと解釈できます

3段階目 :横方向には直線パターンが 縦方向には直線だけれど 途中で折れてしまうパターンがあります 縦方向の音をそろえて観ます
      すると。。 
4段階目 :このように 格子と円が埋め尽くされます (円型パターンは本当は埋め尽くされています めんどくさいので途中までしか書いていません)
 
この間  サンドペーパーの180番で数回削るという微妙な作業です

フォノグラムの方法は人間の身体感覚を利用したものです
機械では無理なことも 人間には可能です

人間だからこそ可能なのです

人間の”感じ取る”能力も無限に拡大していくはずです

フォノグラムは”感受性”といわれるものの正体かもしれません
スポンサーサイト



Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)