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実際 フォノグラムを使って  

フォノグラムを利用した実際の作業
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緑の線がフォノグラムの渦です
全体よりも遅れているところです
遅れているという意味ですが
全体との共鳴が出来ていないという意味です
(進みすぎてもそうなんですけど とりあえず)
ここだけを削り取ります
スクレーパーでこすって 周囲の音にあわせます
音が合ってくると 共鳴が強くなるので わかります
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(周囲と音響的に連絡が取れていないところは 音の特異点になっている
調弦があっていない二つの楽器を鳴らすと 不協和になります
その二つの楽器が一つに連続的につながっている状態を考えてみてください
その境界が特異点として図形に現れます
異なる調(秩序)の境界に現れます
フォノグラムの渦を消して  きれいにしていく過程は
いわば 連続体の調律をしていることになります
   :ピアノ調律は離散調律)
R0015531_convert_20110811021627.jpg

その部分に関しては周囲と融合することが出来たので
渦は消えました
そして 新しい渦が目に付きます
なにせ 連続体の調律なので
一部分の調律が全体に影響を与えます

次の渦を探します
R0015532_convert_20110811021659.jpg

R0015533_convert_20110811021725.jpg

ここに移りました
こんな感じでぐるぐると繰り返していきます
するとだんだん荒れた肌が綺麗になっていきます
途中 本当にこれで綺麗になるのかな?と毎回不安になるのですが
音を信じてこの作業を繰り返せば
必ず最後には美しい 統一された 矛盾のない
曲面が姿を現してくれます

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R0015537_convert_20110811021948.jpg
R0015538_convert_20110811022013.jpg
ようやくデッサンが終わり おぼろげながら 全体の様子が浮かび上がってきました
ここからはサンドペーパーを使って
同じ作業を淡々と繰り返します
実はここからがフォノグラムが本当に威力を発揮するところなのです

アウトラインを音であわしたら 曲面の隆起も勝手に決まってしまいました
そこに 人の恣意が入り込む余地はありません




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