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お化けかぼちゃ(6)アウトラインについて

アモーレ 枠説1

前回まで見てきたように
マイナスのくぼみは 音響的に楽器を分割してしまう傾向があることを
説明してきました
本質的には 赤枠で示された枠を 中心に向かって 縮めた時に
一様に一点に縮められるか(一様収束)
縮めることができるものは 音響的に統一したものが作れる
可能性があるデザインということになります
また 高音領域 中間領域 低音領域の振動が 満遍なく含まれていなければならないので
あまり 細長いものは作れません
したがって 二つの太鼓をつないで 中間を絞ったような形が最適な気がします
もし三つならもう細長くなってしまうでしょう(ケメンチェ)
また 擦弦楽器であるため 構造上 真ん中を補足するという要請があります
そうなると 基本的には 以下の赤枠が音響的に意味のあるデザインの本質ではないか
と思うわけです
枠説2
これは ヴァイオリンですが 赤い部分が本質的ならば
装飾的な角の部分(青いところ)は不要な気がします
実際 ビヨームという人がそのような楽器を製作したようです
こんな感じのやつ
ビヨーム型

実は この楽器は 上二つの楽器で示してある青い部分 ブロックがないため
振動の分轄が起きません
低音優勢で 高音が出ないのです
したがって 青い部分のブロックが 構造上の補強の目的と
分割振動を増やして音色を豊かにするという二つの意味があるのです
この角のない ギター型のヴァイオリンも同じ位置にブロックをつければ
同じ目的が果たせますが 赤枠の領域が 狭くなってしまいます
太鼓が小さくなってしまうということは 迫力ある大きな音が出せなくなるということにつながります
枠説2 分割
(ブロックの製で赤枠が内側になってしまう 赤枠を大きく取ろうとすれば ブロックは外側にあればよい
すると ヴァイオリンの形になる)

こうしてみると ヴァイオリンの形は 音響的にも 構造的にも 最も合理的にデザインされているように
思われます


今度は 赤枠の上中下の比率について考えてみたいと思います

つづく




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