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内部緊張の物理学 (2)

生命現象というものには必ず内部緊張があります。内部緊張のないものは死体だけです。
また、東洋医学で経絡は死体には見いだせないという記述があります。内部緊張がないことと、内部緊張が均等であることは似ているようで全然違います。

それでは内部緊張が均等である彫刻とはなんでしょうか?
また、内部緊張が均等であるという心的状態というのはどんな感情を表現しているのでしょうか?

仏像がこれにあたると思います。

lllll_20130915201422123.jpg



仏像に表現されている顔の表情は、無表情ではなく、うっすらと微笑んでいるように見えます。
また、内部緊張が均等であることから、傍目には静止しているようにしか見えません。

内部緊張ゼロの死体の状態も静止していますが、何かが決定的に違います。

内部緊張が均等の時は、特殊な緊張状態であり、内部緊張がゼロの時は緊張がないということです。
しかも、この内部緊張が均等の状態が、楽器の理想極限状態であるとして研究をしてきました。
身体の内部緊張が均等の時、同じようにもっとも内部感覚が充実した状態であるといっていいと思います(実際そうなのですが)。

傍から見れば、静止しているように見えるのに、内部は激しく運動し、拮抗している状態です。

内部緊張が均等であるという状態は、じつにパワフルな状態であることがお分かり頂けますでしょうか?

このエッセンスだけを取り出して身体技法にしたものが座禅であると思われます。

内部緊張が均等である

音響対称性の理想極限

等音面

フォノグラム図形が閉じており、渦(中心)が一つしかない

というのはすべて同じことを表しています。

内部緊張に不均衡が現れると、感情や思考(時間という認識)も同時に現れます。
不均衡が極まっていくと、それは病的な身体と心的状態の表現型になっていきます。
ここにも身体の病的状態とその心的状態の対応関係を見ることができます。
また、そこに普遍性を認めることができ、体系としてまとめたものが東洋医学の諸概念であると思われます。

keiraku-hai.gif



以上、内部緊張についていろいろ説明をしてきましたが、フォノグラム法によってよい楽器を作ることと
身体の調整が同一のメカニズムで捉えることが可能であることがお分かり頂けたと思います。

また、楽器を作ることと同様、身体各部の共鳴を増やしていくように皮膚張力を均等にすることで等音面(皮膚膜)を構成できることが理解できます。

メカニズムとして同じであることから、これらの本質を抽象することによって新たな理論構成ができると思います。
これが、内部緊張の物理学という意味です。


補足 相違点についても言及しておきます。

身体のフォノグラムと楽器のフォノグラムではっきりと異なっている点があります。
それは、身体のフォノグラムは常に動いて移動している点です。まるで天気図のようです。
したがって、経絡というものは、経絡図で見るように決まったところにあるのではなく、微妙に位置をずらしたところに
存在したり、少し経てば別のところに移ったりと人の心のように動き続けています。
逆に、経絡やツボが恒常的に同じところに存在する時、はっきりとした病状であることが多いです。
常に、変化し動き続けているのが健康ということのようです。
ちなみに、内部緊張が均等の状態がもっとも運動量の多い状態であるといえます。
台風の目は、周囲が動き続けているからこそ存在できることと同じです。
渦、特異点が時間発展する系というところが楽器のフォノグラムの挙動と大きく異なる点です。


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おにょさん

こんにちは。
NHKで放映されていた『ストラディヴァリウスの謎』を見て
やはり、おにょさんの考えは正しいと再確認しました。
多くの研究者や職人たちががどんなに時間を費やして楽器を
コピーしても「もっと他に何かある」としか答えが出せない。
楽器ではなくストラディヴァリウス自身に目が行くのも
時間の問題ではないでしょうか?

  • 2013/11/04 11:02
  • メロンボール
  • URL
メロンさん こんにちは
実証のおかげでいろいろなところで講演する機会をいただいています。少しずつですが支援してくださる方も現れてきました。今年は論文執筆にほとんどの時間を取られてしまっていますが、来年は制作中心で行こうと思っています。研究には絶対の自信があります。
今は等音面の数学理論の構築に全力を傾けています。
ブログにもいずれUP するつもりです。

ストラディヴァリウス自身に目が行くのも
時間の問題ではないでしょうか?

そうだといいのですが、でも今研究が楽しくて仕方がないです。
本当に幸せです!!
  • 2013/11/04 19:48
  • 磐座(イワクラ)のおにょ
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  • 2013/11/19 10:46
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