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⑥ 共鳴版を「操体」 してみる ~非対称性とカウンターバランス

整体のテクニックで「操体法」というものがあります。
体の各パーツをいろいろな方向に動かしてみて、どこの動きがアンバランスか調べながら
調整していく技術です。
大抵、話を簡単にするために、上下、左右など二方向の動きに還元してしまい、
どちらが「抵抗」があるか確認しながら、「抵抗」のない方に各パーツを動かしていきます。

私は、自分の体も他人の体も同じように
どこで抵抗がかかるのか一瞬でわかります。
抵抗反応が起こる瞬間(実はそれよりも前)に音の変化で分かるのです。

この方法で、バイオリンの共鳴版を調べてみたいと思います。

まず、バスバーをつけた後の共鳴版は明らかに非対称な構造になっています。
バスバーを付ける前は対称だったので、例えば左右にひねっても「同じような力のかけ具合」で
同じようなところで音が変化するはずです。

しかし、バスバーが取り付けられたことにより、左右非対称な構造になってしまったため
そのようにはならないはずです。

これをフォノグラムで調べてみます。
(実際の、施術の見立ても同じようにやります。)

まず、なんの力も加えないニュートラルな状態

basugosyuusei_20120724215702.jpg

格子パターンになっています。
(もちろん、音が揃っていなければ、格子パターンは出ません。)
この状態が、なんの外力もかかっていない
いわば「ゼロ」の状態です。
これを確認した上で、外力を加えていきます。


ねじりdr

まず、この図の方向にねじってみます。
音が「d」から「r」に変わるところで止めてみます。
これは音を2度上げたことを意味しています。

その状態で固定し、フォノグラムを調べます。

z2


*写真からでもフォノグラムを取ることができます。
 したがって、写真さえあれば、体の診断も出来てしまいます。
 体の診断に対しては、ほぼ間違いがないのですが、楽器でも同じことになるのかが
 これから調べていくことです。*


真っ直ぐなフォノグラムラインはグニャグニャに曲がってしまいます。
(音が揃っているので曲がるだけで済みますが、大抵は曲げることさえもできません。
 柔軟性がないから壊れてしまいます。)

もっと曲げていくと曲線は渦巻きになってしまいます。
この状態では鳴らないことははっきりしています。

もう一音上がるまで同じ方向にひねってみます。

ねじりdrd

d-r-d と音が変わるところで止めてみます。
この状態のフォのグラムを調べてみます。
以下がそれです。

z1

ここまでねじると フォノグラムラインは格子パターンに戻ります。
安定する状態と不安定になる状態が波のように交互に来ます。

さらに同じ方向にひねろうとしても音が変化してくれません。
ここが限界のようです。

それでは、逆の方向にひねってみます。

2軽い方向がない

逆方向にねじっていくと、初めから音が変化してくれません。
こちらの方向には、ねじれに対する余裕が一切ないということです。
無理にねじれば壊れます。

これは、バスバーを取り付けたことによる非対称性の現れです。
外力に対する内部緊張がはっきりと違うということです。

最終的に組み上げ、弦を張った時に、フォノグラムパターンが格子になるようにしようとしています。
(フォノグラムパターンが格子になっていない楽器は少なくとも絶対に鳴りません。)
真っ直ぐになりさえすればいいので、ひょっとしたら、カウンターバランスをとる方法と
もう一つ、ワザと綺麗にねじる方法があるのではないかとも考えるようになりました。

これらは、フォノグラムを綺麗にするという意味では一緒ですが、力のかけ方、バランスの取り方は
真反対になります。


実験を続けていけばいずれはっきりするでしょう。




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