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思い出アルバム ~魔法の記憶~ (5)

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彼の人生は「うつ病」との戦いでした。
うつの只中にいる時、彼は、まるで別人でした。

「僕の中に極悪人がいる。」

一度だけ、私に言ったことがあります。

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芸術とは「内的調和」を表現することにあります。
いや、むしろ、「内的調和」が地上において具象した姿が「芸術」なのです。

杓子定規の「職人」と「芸術家」を分けるのもこの「内的調和」の体現にあります。


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「内的調和」とはなんでしょうか?
それは、彫刻家ロダンに

「自然は分析的思考を好まない」

と言わせしめたものであり、
ストラディバリの作った楽器が、全て寸法や厚みが違うにもかかわらず、
どれも「全体の統一感」を失わず、ストラディバリのそれと分かる「何か」です。

我々はその正体を暴こうとしたしたのです。

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彼の「内的調和」を希求する衝動は、他ならぬ「うつ病」から脱するためでした。
彼の「うつ病」が「内的調和」のカラクリを身をもって理解せしめたのです。

天国へ通ずる道を示すために、地獄を知らなくてはならなかった彼の人生は、
まさしく、「キリストの受難」を体現しているかのようでした。

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「うつ病」は、彼の「終生の敵」であり、また「よき教師」でもあったのです。
残念ながら、最期まで「うつ病」を治すことはできませんでした。



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まとめtyaiました【思い出アルバム ~魔法の記憶~ (5)】
彼の人生は「うつ病」との戦いでした。うつの只中にいる時、彼は、まるで別人でした。「僕の中に極悪人がいる。」一度だけ、私に言ったことがあります。芸術とは「内的調和」を表現することにあります。いや、むしろ、「内的調和」が地上において具象した姿が「芸術」なの...
  • 2012/05/24 19:01
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