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鍼灸理論 (膜と骨格の二重構造)  (3)

鍼灸の世界では、経絡やツボという概念を基本にしてその理論が構成されています。
経絡図やツボを記した人体模型を、どなたも一度はご覧になったことがあると思います

senaka.gif


この経絡やツボというのは、結局のところなんなのでしょうか?

このシリーズは「膜と骨格の二重構造」という副題をつけています。
以下の模型をご覧ください。

makukokkaku.jpg

これはゴム手袋を皮膚に見立て、木材を骨格に見立てた模型です。
骨格がズレれば、皮膚幕は撓みます。
実際はこの骨格と皮膚幕の中間には、筋肉があります。
まるで、バッファー(緩衝)の役目をしているかのようです。
もしも骨格に歪みがなければ、皮膚膜の緊張度も一様なはずです

makukokkakumassugu.jpg

これは骨格である木材を動かすことによってもできますし、
皮膚を動かすことによって、骨格を動かしているともいえます。

また、次のような場合も考えられます。

makukokkakunejire.jpg

見た目には、骨格はまっすぐであるにもかかわらず、皮膚がねじれているという場合です。
骨格も皮膚のねじれの影響を受けています。

このように、骨格のズレと皮膚の撓みは一対一に対応することになります。
もちろん、人体はこんなに単純ではありませんが、状況説明にはなると思います。

ここで私が主張したいのは、ツボ位置というのは人間の身体の構造上、歪みがあれば、皮膚膜のたわみの情報として、統計的に取り出せるということです。
人体構造上、そう違いがないからです。
もし違いがあるならば、理論構成も出来ません。ツボや経絡の位置が個人個人違うことになってしまいます。

また、フォノグラムは、より正確に、体の歪みによる皮膚膜の情報を描きだすことができます。

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(実際のフォノグラム。フォノグラムの渦は、東洋医学では、硬結と呼ばれているものに等しいと思います。
フォノグラムは常に動き流動しています。常に動いて変化しているものは実態ではないですが、病気の時は
動きすぎている場所と、動かない場所が出来てしまいます。それがツボであり、経絡に沿って出来てしまうということなのだと思います。つまりは、健康な時は、ツボや経絡は存在しないというわけです。ムラがないわけですから。)



実の所、経絡は常に動いています。経絡図の通りではありません。
が、人体の構造上、統計的に、数をうてばあたります。
能力がなくても、理論だけでもある程度効果のある理由だと思います。

ハリ治療は、薄皮の真皮に刺す程度です。皮膚の緊張度を変化させることによって、芋ずる式に体の歪みを補正することを目的としています。
決して末梢神経を刺激したりすることが目的ではないのです。

ちなみに、お灸もそうです。

皮膚の緊張度に変化を与える刺激であれば、痛覚、温覚、冷覚何でも構わないのです。


楽器の共鳴版も膜です。
膜の緊張度を一様にするというフォノグラムの技術がそのまま楽器制作の技術になります。
よい楽器を造っていく原理と、整体治療の原理が
音を合わせて形を造っていくというフォノグラムの原理に集約されてしまいます。
これを示すことができれば、このブログは成功ということになります。

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次回は、お灸のお話をします。

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