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制作風景 ~生き物の設計原理~

mkmk.jpg

顔が出来ました
組み上げる前段階で 音は極力揃えますが
組み上げると どうしてもズレます
修正の余地を残しながら音を合わせて形を造っていきます

普通 ヴァイオリンは二つのf字孔がありますが
ヴィオラ ダモーレは 炎のような孔が特徴の一つです

なにか 伝統的な意味があると思うのですが
フォノグラフィックな曲線なら どんなデザインでも構わないと思います
フォノグラフィックなデザインは どんなデザインでも「生きた形」になってしまいます

mo8.jpg

この楽器は 5弦のヴィオラ(ヴィオラ ポンポーサ)にするつもりでいましたが
形が ビオラ ダモーレなので 共鳴弦を五本足して
共鳴弦付の5弦のビオラ(全部で10弦)にしました
これはそのためにデザインしたネックです

mo11.jpg

すごく生き生きした形が生み出されました
いつものことですが 音を聞いて形を造っていくと
勝手に出来てしまうのです
しかも デザインを決めてから完成まで5日かからなかったと思います
別に速く造り上げることに意味はありませんが
考えてやっていては出来ないことです

生き物が生み出てくる手伝いをしているという感覚が
最もしっくりする表現です

もし 音を聞かずに 恣意的に削っていったら
こんな風にはならないでしょう(少なくとも私は疲れてしまいます)

mo10.jpg

このデザインは全てオリジナルで 初めて造った形です
初めて造ったにもかかわらず
まるで計算しつくされたかのような仕上がりです

自慢しているわけではなく ある自然の原理を知れば誰でも可能だということを強調したいのです
技や術を超えた「科学」がここにあるのです

それが 音を聞きながら彫り進めていくという
フォノグラフィックな楽器制作法です


私の友人が ネックロールの渦巻きをみて「いつ見ても万物の象徴(生命の根源)のように思える」と言っていました

DNA螺旋や神社のしめ縄を連想される方もいるでしょう

ro.jpg
(フォノグラフの典型的図形パターン 渦巻き)

神様(大自然)が生命を形にする時 どんな原理を御使いになられたのでしょうか?

フォノグラムの研究を進めていきますと
自然とそんなところまで思いを馳せてしまいます



「はじめに言葉(音)ありき」(ヨハネの福音書)




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