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ピカソと皮膚 (4)

現代という時代は 
物質的には豊かになりましたが
多かれ少なかれ 全ての人が
精神的には分裂状態です

雑多な世の中で いろいろな顔(人格)を演じなければ
いけませんのでしかたのないことかもしれません

肉体が一つであるために
人格も一つしかないような”錯覚”

に陥りますが むしろ 人格が統一されている場合は
まれではないかと思います

ひとは 24時間 頭の中で会話をしています
相手は自分自身です 統一された状態では
ただ「集中」があるだけ
で このようなことは起こりません

内部の 複数の自己が 葛藤しているわけです
この状態が「意識現象」であるとしますと
「意識」感覚がある状態は 精神分裂状態と言わざるおえません

このような 意識の分裂状態も
フォノグラムにしっかりと現れます

過去記事 平和な状態を目指して では 
二つの異なる秩序の共鳴体が一つに統合していく様を見ました

これと同じことが 身体内部で起こっています
意識の支点(不動点)が一つにまとまらずに
複数に分離してしまっているのです

現代人で 一つに統合されている状態の人は
少ないでしょう
また そのおかげで 知性や理性が発達したのかもしれません

分裂した複数の自己(少しずつ位相のずれた)を
無理やりひとつにつなぎ合わせた現代人の姿は
ピカソの絵そのものでしょうか?

2009092703.jpg
「泣く女」:ピカソ

派手な赤と青の帽子をかぶり、
髪をきれいに梳かしつけた大人の女性が、
幼児のように、恥も外聞もなく、
ひたすら泣いている。

モデルはドラ・マール。当時ピカソの愛人だった。
マン・レイによる彼女の写真が残っており、
知的で個性の強い神経質そうな美人(キャリアウーマンタイプ)である。

洗練された外見とは裏腹な
内面の分裂状態が描かれている


関連記事 削り禅

     柔和な構造 (3)

もう少しつづく

 


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  • 2015/02/18 19:27
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