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フォノグラム 物理学からの類推 (2)の1 ~黒体~

jiji_20111228001411.jpg


”よい楽器”とは何をもって”よい”とするのか?
何を基準に、その判断をすればよいのか?

フォノグラムによる楽器制作研究を通じて、ある仮説にたどり着きます。

仮説

「よい楽器とは、共鳴版の全ての場所において音響特性がホワイトノイズになっている」



また、この状態は、フォノグラムでは不動点(渦)が一つの状態であることを見てきました。

結晶化したフォノグラム 拡大 中心
(フォノグラムの渦が一つになると、このようなフラクタルな構造ができる。曼荼羅のよう。)


ホワイトノイズとは 全ての周波数(波長)の音を等しく含んでいる状態のことです

このような共鳴版に、何かの「楽音」を入力すればそれに共鳴する「音」が反応する。
すべての「楽音」に対して共鳴版が共鳴を起こせば、それはすごい楽器です。

一般的な事実ですが、低音域がよく鳴る楽器は高音域が出ないし、高音域がよくなる楽器は低音が出ません。
ここを修正することができればどの音にも反応してくれる楽器が造れるわけです。
高音域、低音域、ともによく反応してくれる楽器はまれです。


このホワイトノイズの共鳴版を四苦八苦して造ろうとしているのですが、
「音」を「光」に置き換えて考えますと、「ホワイトノイズの共鳴版」に対応するものが考えられます。

それは「黒体」というものです。

黒体(こくたい、英語:black body、あるいは完全放射体)とは、外部から入射する熱放射など(光・電磁波による)を、あらゆる波長に渡って完全に吸収し、また放出できる物体のこと。完全な意味での黒体(完全黒体)は現実には存在しないと言われているが、ブラックホールなど近似的にそうみなせる物質、物体はある。現在、工業的に作り出された最も黒体に近い物質は、紫外線 (UV-C) から可視光線、遠赤外線(F-IR)200 nm -200 µm までの広い波長域で 99 % の光(電磁波)を吸収するカーボンナノチューブ黒体である。


黒体放射 黒体から放射される光。温度が低いときは赤っぽく、温度が高いほど青白くなる。夜空に輝く星々も青白い星ほど温度が高い。温度はK(ケルビン)で表示。

理想的な黒体放射を現実にもっとも再現するとされる空洞放射が温度のみに依存する、という法則はグスターブ・キルヒホッフにより1859年に発見された。以来、空洞放射のスペクトルを説明する理論が研究され、最終的に1900年にマックス・プランクによりプランク分布が発見されたことで、その理論が完成された。
 (ウィキペディアより)


全ての周波数(波長)の光(電磁波)を含むものが「黒体」

全ての周波数(波長)の音     を含むものが「ホワイトノイズ共鳴板(白体)」



という対応関係になります。

黒体は既にあります。
太陽がそうです。

image.jpg


黒体放射の理論は、先に「黒体」というものがあって、そこから出てくる「放射熱(光)」
を観測することにより、研究が進んでいきましたが、ホワイトノイズの共鳴版(白体と名づける)
は逆に、音を全て含むようなものを構成するための研究ということができるでしょう。

この「光」と「音」、「黒体」と「白体」の対応関係から「何か」が解るかもしれません。

量子力学も初期のころ、古典力学との対応関係を頼りに研究が進められてきたようです。
しばらく、この方向で示唆を進めてみることにしましょう。

フォノグラムは、まだ、既存の科学の枠組みに入るかどうかもわからないものです。
ですが、人類がまだ知らないだけで、このブログがその発見の端緒になるかもしれません。
少なくとも、私はその実在性を疑うことなどできません。(知っているといって終わりにするのは簡単です。)
しかし、万人を説得するだけの物理的 客観的証拠も提示できないのが現状です。

明るく楽しく思考するのは自由です。
 

つづく

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全ての周波数(波長)の光(電磁波)を含むものが「黒体」

全ての周波数(波長)の音     を含むものが「ホワイトノイズ共鳴板(白体)」

という対応関係から何が見えてくるでしょうか?

以下は 黒体放射のスペクトル分布です

kkkkk.png

各温度に対応してスペクトル分布は移動しますが、山形の形は変わりません。
分布の基本的構成は変わらないということです。
中間領域のスペクトル成分が十分にあるというのが特徴です。

これは黒体(太陽)の光のスペクトルですが、この分布を光でなく音で実現したものが
白体(ホワイトノイズ共鳴版)ということになります。

ホワイトノイズ共鳴版は いわば音の太陽なわけです。

たいていの楽器は 低音域か高音域のどちらかしか出ていません。
名器かどうかの分かれ目のひとつが、どのようにして中間領域の音域を豊かにするかです

ケメンチェ型スペクトル_convert_20110809031432
(ケメンチェ型 :たいていの楽器の音響スペクトル、高音成分と低音成分に分離
  中間の音域がない)

↓ こうなるように彫るには? (フォノグラムの渦を消していけばよい)

ホワイトノイズスペクトル_convert_20110809032239
(黒体の光のスペクトル分布と同じ分布、これはホワイトノイズと同じ。) 


これは 比率の問題であり、配合の問題なのです。

酒造りなどに似ています。 うまい配合をしなければ”醗酵”が”腐敗”になってしまいます
全ての面を同じ音にするというのは、こういった音の配合の問題を考えるということです。

またこのことは フォノグラムの渦(不動点)を一つにしていくことと同値です。

fig11.jpg

↓周辺の渦を消していくと一つの渦が中心に形成される

fig5_20111230204930.jpg


太陽が中心から光り輝いているように、
共鳴版の一つの中心から音が放射されるように観じます。

この太陽のスペクトル分布が、楽器の名器の音のスペクトル分布(ホワイトノイズ)と同一なのは偶然
でしょうか?

古来より、多くの宗教が太陽を崇めています。

image.jpg


また、ホワイトノイズは心理的に安息効果が確かめられており、赤ちゃんは大好きみたいです。
音や光は物理的に見ている間は関連性が見えてきませんが、このようにスペクトル分布に着目すれば
それは配合の問題として関連付けることが出来るのです。
 
そこに楽器の形、人間の形の秘密があると考えるのは面白いと思いませんか?

こういう意味において光と音は統一的に考えていくことができるのです。

光、音、時間(作用)、空間(カタチ)、などをこういう視点でまとめ上げれば、新しい科学理論が生み出せるはずです。

スペクトルの分布(ホワイトノイズ)を基準量(不変量)とするような理論構成から逆に、時間や空間を構成していければと考えています。

kansei1.jpg


私にとって、楽器制作の研究は、宇宙論であり、宗教の起源(生命の起源)を探る研究なのです。


つづく

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本年はありがとうございました

  • Day:2011.12.31 14:09
  • Cat:雑感
本年はありがとうございました

5月頃から日記のつもりで始めたブログがこうして、半年以上継続することが出来ました。
去年の今頃は、「誰に話しても通じない」「通じるように一人孤独に研究を進めるしかない」と思っていました。
この研究がまったく意味のないものであるならば、それは気が楽でよいのですが、もし、万が一にも重要な真実を手にしているとしたら、それこそ悔やまれることだと思い、不完全ながらこうしてブログで公開に踏み切った次第です。
この訳の解らないブログでも、毎日のように訪問してくださる方も居られます。
一日で全てを読破してくださる方もいました。本当にありがたいことです。
また、以外にも女性の方が多いのです。
普段、女性の方が無意識に感じている世界を、無理やり論理的に話しているからかもしれません。
直感で何かを選び出す能力は女性のほうが男性よりも上なのでしょう。

自分の内側にあるものを、どんな形であれ外に出すことが出来たことは、やはり意味あることだと思いました。
少なくとも、こういう現象がある(かもしれない)、こんな考え方が出来る(かもしれない)ということが示せたと思います。
何かを感じ取っていただけたからこそ、このブログに訪問していただけたのだと思います。
本当はとても簡単なことだからこそ説明するのが難しいのでしょう。


来年も淡々とブログの更新をしていければと思います。

それでは よいお歳を!