FC2ブログ

ピカソと皮膚 (3)

皮膚上の距離感覚を同じにするには
どうしたらよいでしょうか

そもそも身体の場所によって
皮膚感覚の鋭敏さに差があるのは
なぜでしょうか?

 20世紀初めイギリスのロンドンにいた
ヘンリー・ヘッドという神経科医師は、
消化器や心臓、腎臓などの調子が悪くなると、
その内臓とつながっている神経を介して
皮膚にいろいろな知覚過敏帯ができることを
発表しました。


12hannoutai_s.jpg


(各内臓と対応する12反応帯 
ちょっとおおざっぱですけど。。。。)


この知覚過敏体というのは
東洋医学でいうところの
経絡、経穴です

経絡の歪みが 内臓の歪みと
皮膚感覚のばらつきとして現れます

これが コンパスの二点間の距離感覚に反映されるようです
コンパスを利用して 知覚過敏帯を調べ
診察に利用していたというわけです



つまり治療が必要なわけです

この知覚過敏帯と東洋医学の経絡は
過去の研究により一致するとされています

フォノグラムは さらに細部の情報まで
書き出すことが出来ます


R0015639 nnnnnnnnnnnnn


赤枠↓
ononnnn.jpg
(赤い斜線部分が患部)



フォノグラムの歪みは 皮膚感覚の歪みです

そして 皮膚感覚の歪みで構成した身体地図は
ピカソの絵のようでした (内部秩序の分裂 不統一)

人の内面の歪みは
今まではっきりと捉えることは出来ませんでしたが

フォノグラムは その可能性を示峻しています



まだまだ つづく

関連記事   楽器製作と東洋医学の接点



はじめての方へ *本ブログの内容説明



にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
クリック お願いします



ピカソと皮膚 (4)

現代という時代は 
物質的には豊かになりましたが
多かれ少なかれ 全ての人が
精神的には分裂状態です

雑多な世の中で いろいろな顔(人格)を演じなければ
いけませんのでしかたのないことかもしれません

肉体が一つであるために
人格も一つしかないような”錯覚”

に陥りますが むしろ 人格が統一されている場合は
まれではないかと思います

ひとは 24時間 頭の中で会話をしています
相手は自分自身です 統一された状態では
ただ「集中」があるだけ
で このようなことは起こりません

内部の 複数の自己が 葛藤しているわけです
この状態が「意識現象」であるとしますと
「意識」感覚がある状態は 精神分裂状態と言わざるおえません

このような 意識の分裂状態も
フォノグラムにしっかりと現れます

過去記事 平和な状態を目指して では 
二つの異なる秩序の共鳴体が一つに統合していく様を見ました

これと同じことが 身体内部で起こっています
意識の支点(不動点)が一つにまとまらずに
複数に分離してしまっているのです

現代人で 一つに統合されている状態の人は
少ないでしょう
また そのおかげで 知性や理性が発達したのかもしれません

分裂した複数の自己(少しずつ位相のずれた)を
無理やりひとつにつなぎ合わせた現代人の姿は
ピカソの絵そのものでしょうか?

2009092703.jpg
「泣く女」:ピカソ

派手な赤と青の帽子をかぶり、
髪をきれいに梳かしつけた大人の女性が、
幼児のように、恥も外聞もなく、
ひたすら泣いている。

モデルはドラ・マール。当時ピカソの愛人だった。
マン・レイによる彼女の写真が残っており、
知的で個性の強い神経質そうな美人(キャリアウーマンタイプ)である。

洗練された外見とは裏腹な
内面の分裂状態が描かれている


関連記事 削り禅

     柔和な構造 (3)

もう少しつづく

 


はじめての方へ *本ブログの内容説明



にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
クリック お願いします




ピカソと皮膚 (6) 

*ピカソとアインシュタイン*

e0024554_1720233.jpg
(アインシュタイン   好き )

ピカソの「泣く女」を持ち出して
心と体をつなぐ フォノグラムを直感的な形で
説明する試みをしてきました

今までピカソについて あまり知りませんでしたが
記事を書いているうちにあることに気付きました

それは アインシュタインの一般相対性理論との関係です

アインシュタインとピカソは同時代人です

キュビズムの大本の発想は 歪んだ時空間を張り合わせた
重力場(4次元時空)の幾何学からきているのではないかということです

110510jikuu02-thumb-640x282-35224.png
(重力場 歪んだ時空)


ピカソは あまり論理的にものを考えるタイプの人ではなかったようですが
アインシュタインの理論の話は知っていたかもしれません
(歴史的な事実は知りません)


歪んだ時空間を身体外部(形而下 宇宙)に見出したアインシュタイン
歪んだ時空間を身体内部(内観 意識)に見出したピカソ

意識を外に向けても内に向けても
同一の構造が見出せる
ということです(これは偶然でしょうか?)

数学や 物理を学んだ方は「多様体」という概念を思い浮かべるでしょう

楽器や身体のフォノグラムはまさに 異なる複数の2次元膜の層(異なる音列の層)の貼り合わせで構成されています

(初期段階では フォノグラムを 1次元複素多様体:リーマン面と見なし
 数学的に対応させることによって研究を進めました。 それは 半分は意味ある考察に導くものであり 半分は 事実と違うと感じさせるようなものでした。  この辺のことも少しずつUPしていければと思います。)

f1-2.jpg


フォノグラムをはじめて目にした時
宇宙の重力場や 時々刻々と変化していく気象画像
を連想したものです

theory_fig_06_1.gif
(ブラックホール 空間が沈み込む)

フォノグラムの渦は ブラックホールのように 周囲の音を吸い込んで
共鳴を消してしまうかのように振舞います


フォノグラムを修正する(陰陽ギャップをなくす)ことを もし宇宙空間に施すと
どういうことになるでしょうか?

それは 全ての重力場(全ての星々)をなくしてしまうということになります

結晶化したフォノグラム 拡大_convert_20110829200912
(フォノグラムを結晶化させるように修正 この状態で共鳴は強くなる)

慣性運動しか許さない完全静止の宇宙(ユークリッド空間)です
それは 運動のない世界 平和な世界 限りなく透明で美しいのですが
生き物が住めそうもありません

星の重力場を 時空間の歪みと捕らえ それらを張り合わせることで
宇宙の幾何学を構成して見せたアインシュタイン

個性ある星々(異なる重力場)をなくしてしまえば 宇宙から運動(時空そのものも)は消えてしまいます

l057.jpg
(神秘思想家は 宇宙の星々を一人ひとりの個人に例える)

この世に住まう個性ある人々を 宇宙の星々に例えますと
ピカソの「泣く女」は自分の重力場(自分の本来)を見失い 
周りの星の重力の影響だけを受け 翻弄されている状態でしょうか?

逆に 完全に集中した状態 意識の統一状態というのは
完全静止のユークリッド空間のようなもので
もはや この世界に居ないといってもいいのかもしれません
しかし この世界の真の意味での「観察者」になったともいえます



まとめ

内的宇宙を表わすフォノグラムの幾何学と 
外的宇宙を表わす時空の幾何学は
似たような数学的構造(多様体の構造)を持っている

 
何が同じで 何が違うか ?  



*内的宇宙にあるものが 外的宇宙にないわけがない*



お・わ・り


はじめての方へ *本ブログの内容説明



にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
クリック お願いします