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フォノグラム第一論文 

  • Day:2013.03.12 22:18
  • Cat:論文
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サグラダファミリアの建設初期の写真。ガウディーの美しく荘厳な建築写真よりも
この一枚の写真に心惹かれます。荒野で、人知れず、確かな足場を固めるための泥臭い労働の様子が伝わってきます。こういう風景の中で生き続けたい。心の中に大望を抱きながら、、、。


フォノグラムの第一論文とも言うべき提出用の学術論文が完成しました。
圧電スピーカを利用した測定法により、フォノグラムが実証されました。
新たに「等音面」、「音響対称性」などの概念を導入しました。
今後は、「等音場の物理学」として、より汎用性の高い理論に仕上げていきたいと思います。


音の作る形~音響対称性の概念の導入~(download
http://www.wb.commufa.jp/phonon/ftms.pdf

この第一論文では、

①等音面の物理的測定による実証

②等音面の実現にはフォノグラムの方法以外構成できないこと

また、より一般的に言えば、要素還元主義的な従来の科学的発想からは決して
このような結論は出てこないということを示しています。

これらの帰結として、

等音面の実現が、弦楽器製作のみならず、全ての楽器、音響機器一般の音質設計原理
になることが導かれます。

さらに、建築、インテリア家具、デザインなど多くの技術適応用が考えられます。

また、このブログでも扱ったトピックで非対称性楽器についての考察があるのですが
これについても、この第一論文から、必然的結果として導くことができます。

今回の第一論文においては、身体のフォノグラム、経絡についての言及はあえて避けました。
まだ時期尚早だと判断したからです。
これらは、ブログで先行するかたちでUPしていくつもりです。

第一論文は、このブログで考察してきた事すべてを科学的に証明することができる、強力な足場を与えるものであり、基本原則だけに焦点を絞った構成で書かれています。

第二、第三論文では以下を予定しています。


等音面の数理(第二論文)

アブストラクト
論文「音が造る形」において、等音面の存在を実証し、また音響対称性という概念を導入した。
本論文では、これらの実験事実と考察を足場とし、厳密な演繹体系としての
「等音面の数理的研究」に向かう道を示したい。概念を抽象化し、その本質を浮かび上がらせることにより、他の現象に適用することが可能になる。
また、純粋に数学的な意味でも、興味深い研究対象である。
等音面の数理が、今まで繋がりようのなかった諸概念を結びつけるのである。



フォノグラム(第三論文)

アブストラクト
論文「音が造る形」において、等音面の存在を実証し、また音響対称性という概念を導入した。
しかし、等音面を作ることができるのはフォノグラムの技術があって初めて可能になることである。本論文では、このフォノグラムという人間の生理的反応を利用した技術の具体的説明を試みる。
音楽において、協和関係にある音の組み合わせのニュアンスの違いをコードによってラべリングする。音楽的経験を積みさえすれば、ニュアンスの違いは瞬時に違和感として身体に伝わってくる。
フォノグラムは、いわば、共鳴板の各点におけるタッピングトーンをコードに見立て、それらをすべて協和関係で結んでいくという技術なのである。
和声理論に厳密に従うという意味において、フォノグラムは音楽的技術なのである。



また、第四論文においては、振動数分布に基づく音響対称性を高める操作とフォノグラムに基づく図形変化が、いわば双対の関係にあることを証明するつもりです。これができて真の意味でフォノグラムが合理化されることになると考えています。第二論文、第三論文の統一という形で第四論文が構成されます。


また、第一論文の必然的帰結として



音響対称性と非対称性楽器(第五論文)



アブストラクト
オールドヴァイオリンの名器には驚くほど非対称な形をした楽器が見受けられる。
対称に作れないのは制作技術がなかったのではなく、そうすることで音響対称性を実現し、等音場
を構成した結果、視覚的な左右対称性が失われたのである。ヴァイオリンの4本の弦は全てテンションが違う。この弦張力が楽器全体に応力を発生させる。これに対するカウンターバランスを作らなければ等音場は構成できない。この事実は、いにしえのヴァイオリン制作家が音から形を決めていた証拠なのである。全論文「音が造る形」の当然の帰結として、非対称性楽器でなければ等音場が構成できないことを示す。



を予定しています。

やっと科学研究らしくなってきました。

実証までは「断崖絶壁の崖登り」でしたが、
今は「そよ風に吹かれながら花畑を散策している」ような気分です。




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