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教えてみることにします。できるかな~

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このブログにいらっしゃる皆さんは、やはりフォノグラムをどう採っているのか?
人間のどんな能力を使っているのか? 誰にでもできることなのか?

ということに関心があると思います。

私としましても、そろそろこれに触れないわけにはいかなくなってまいりました。
この辺で、フォノグラムの方法を人に教えてみる試みを始めてみたいと思います。

今回、生徒になっていただくのは、京都の某美術系大学生のO君です。
芸術系の学生さんは、卒業論文の代わりに、卒業制作というものをつくらなければなりません。
この卒業制作のテーマに「フォノグラム(等音図)による楽器制作」を選んでみようとのことです。
教える側の私にとっても、学ぶ側のO君にとっても,とてつもないチャレンジになります。
4か月という短い期間で何ができるか?
楽器を組み上げることなどできるはずもありませんから、共鳴板の表板だけをフォノグラムの方法で作ることにチャレンジしてみたいと思います。

(それでも相当難しいです。ちなみに私は十年以上かかりました。十年かかった理由は、音を聞き取るための体つくりにこれだけかかってしまった
といってもいいのかもしれません。)

私たち、研究の第一世代は、暗闇の中、かすかな光を頼りにして進んでいくようなもので、いわば、なにをどうすればいいのか、という方法論すらない状態でした。
そうした中で得られたものを、技術として継承させるためのメソードが確立されれば
技術獲得のためにかかる時間を、大幅に短縮することができるはずです。

したがって、この技術継承の問題は、フォノグラムの実在性を示すことと同じくらい、重要な問題になってくるわけです。

また、教えるという立場から、違った形でフォノグラムというものを説明することが可能になります。

4か月という短い期間で、何ができるかはわかりませんが、その期間に、O君がどのようなことに取り組み、どのような心身の変化が現れ、そして、どのような能力が備わっていくのか?レポートしていきたいと思います。

フォノグラムの能力は、いわば、眠っている感受性を呼び覚ますことによって顕現するものです。
肉体の精密なコントロールが鍵になります。


ここで、生徒になっていただくO君について触れておきたいと思います。

木工彫刻が専門なので、刃物の扱いには問題ありません。
彼の性格ですが、はっきり言って落ち着きがない子です。(笑)
長時間じっと静止しているということができません。
しかし、短期間の集中力はありますし、いい意味でバカです。
また、同情心が強い子なので、フォノグラムを獲得する素質があります。
フォノグラム能力の獲得には、いい意味での「子供らしさ」が必要になってきます。

ここで、いい意味でバカとは、素直にこちらの指示に従ってくれるということです。
フォノグラムの能力の獲得には、学習者には退屈に感じてしまうことが多いからです。そして、能力が育った後で、意味というものが分かってきます。
頭でっかちの子には教えることができません。
(スターウォーズのジェダイと同じです。ちなみにフォノグラムは、リアルなフォースです。)

落ち着きのない原因の一つに、アトピー持ちということも関係しています。
東洋医学的な観点からは、内気が充実しておらず、外気の活動が過多な状態です。
表面上の活動が過剰に行われているために、静止ができないのです。
子供がじっとしていられないことも多気と関係があります。

フォノグラムの能力の顕現は、身体内部の不調和を鎮めることから始まります。
身体内部が静止していないのに、正しく外の世界を観察することなど不可能だからです。

つまり、自分自身が静止すればするほど、より精妙な情報を感応することができるのです。

ほとんどの人間は、一日中、心の中で「ああでもないこうでもない」と動いています。

心身が静止するとは、フォノグラムでいえば、渦が一つに集まっている状態、これは丹田が形成されることと同義です。

もっと簡単に言ってしまえば、「無心」になることです。

「無心」にさえなればだれでもできるのですが、これが最も難しいのかもしれません。
「無心」というものが「形」を帯びたとき、フォノグラムによる共鳴板ができるでしょう。

O君の心身の成長とともに、共鳴板がどう変化していくかが見所です。
作品作りが、そのまま自分育てになって行きます。

まず一番初めにやってもらうのは、ピアノによる音階練習です。
ノミはまだ握りません。

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O君 修行日記 ①

oo.jpg


O君が、フォノグラムによるバイオリン制作にチャレンジすることになりました。
まず、ノミを持つ前に、「耳」を鍛えねばなりません。
本当は「耳」どころか「全身」を使って音を「聴く」のですが、とにかく、音に対する感受性と理解を作っていくことが先決です。

ということで、ピアノを使った音階練習をひたすらやってもらいます。

音階練習

両手でd-r-m-f-s-f-m-r-d-m-f-s-l-s-f-m-r-m-f-s-l-s-f-m-.....

と合わせて十本の指を使い、ピアノの端から端まで駆け上がってもらいます。

O君は、木彫専門なので、刃物の使い方は問題ありませんが、音楽は未経験です。
ピアノの鍵盤も触ったことがありませんから、このような単純な音階練習も
ぎこちないのはしかたありません。

この音階練習の意図は次のことにあります。


1 音階練習をすることで、違和感に対する鋭敏さを養う。

   これは、「音がずれている」 という感覚は、「ずれていない感覚」が養われ   て初めて生まれてくるる感覚だからです。


2 両手十本の指、それに関連した全身の筋肉群を起動させるための予備運動。

  これは、いわゆるリハビリテーションです。
  今まで使ったことのない運動をさせるわけですから、体がそれに対応できるまで  の用意をしてあげます。
  これは、そのまま「練功」になります。


3 「指だけは動かしていい」という座禅をさせる。

  彼は落ち着きのない子です。止まることができないのです。
  したがって、動きながらの座禅、「動功」をさせながら、徐々に「静止」を体得  させ  ようという試みです。
  

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(最近、なにやら 「そそう」をやらかしたため 頭を丸めています。アホです。)

私は、隣の部屋で別の作業をしながら、ピアノの音だけを聴いています。
初めぎこちなかった音が次第に、均等な速さ、均等な強さになっていきます。
それは勝手に起こります。

人間の体が無意識に楽な姿勢を探していくからです。
「習うより慣れろ」とはよく言ったものです。



ほんの数日、一日1時間程度でかなりの進歩が見られました。
まず、別のピアノの調弦の狂いに気が付くようになりました。
これはすごいことです。
一週間がたつ頃には、かなり滑らかに弾けるようになりました。


ここでO君の体に何が起きているのか、フォノグラムで調べてみます。

まず、音階練習前のO君の「手のひら」と「手の甲の図形」です。

*フォノグラムはフラクタルな情報のため、手のひらの情報だけである程度、全身の情報を読み取ることができます。*

hira.jpg
練習前の「手のひら」

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練習前の「手の甲」

O君はアトピーだということは以前紹介したとおりですが、この手の甲側に出ている
鍵型模様が、アレルギー反応特有の図形パターンです。
固い木材、ハードメイプルなどからもこのパターンが取れます。

音階練習後、この図形パターンが改善の方向に向いていけば、ピアノによる音階練習は、彼のアトピー改善に有効だということがわかります。


一時間ほど、音階練習した後の彼の手のフォノグラムです。

rensyuugo2.jpg
練習後「手のひら」

rensyuugo1.jpg
練習後「手の甲」


どうでしょう、鍵型パターンが少しほどけて、
直線の格子パターンになりかけています。

効果が期待できます。

O君に教えるのに、ピアノによる音階練習から始めさせたのには訳があります。

同時にアトピーを改善する目的があったからです。

手のひらを伸縮したり拡張したりする運動が、ちょうど腕、背面などの経絡を刺激して、自己治療になるのです。

音階練習の「音」をモニター替わりにして、自分の心身のコンディションを伺い知ろうというわけです。
ピアノの「音」が綺麗ならば、身体のフォノグラムが綺麗になるはずです。
均等な強さ、均等なスピードで弾くということができるようになるには、身体がの各部位が均等に緊張している状態でないとできません。

「均等な強さ」、「均等な速さ」とは、「絶対静止」の次に来る「静止」です。

つづく。


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O君 修行日記 ②  一次元フォノグラム

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「これは、Oクンが自力で制作した等音曲線(一次元フォノグラム)です。」

さて、ピアノによる音階練習を初めて、何週間か経ちますが、始めぎこちなかった指の動きが、とても滑らかになってきました。
また、一日一時間だけでも、指以外は動かしてはいけないという「座禅」をすることにより、Oクンにうっすらと、丹田が出来始めました。
これは、どんな作業でも、集中状態になると誰でもそうなります。
没我的に集中することこそ最高の”癒し”になるのです。
(ちなみに私は巷で流布している”癒し”という言葉が好きではありません。)

音階練習をすることで、Oクンの身体は無意識に「音」に反応し、身体がマッサージされていきます。これを一定時間継続するだけで、身体の各部位が、共鳴を起こし始めます。共鳴が強くなると同時に、集中状態も強くなっていきます。

また、等時等速で音階練習をさせることにより、タッチを一定に保つことを無意識に体に叩き込みます。
これによって、ノミを使うときも、ヤスリをつかうときも、同じストロークで削れるようになります。

身体自身が、統一的な共鳴版になってこそ、音を聞きとることができるのであり、
またその時初めて、精密なストロークのコントロールも可能になります。

音階練習と並行して、音を聞いて削っていくことも始めました。
いきなり、二次元平面でやるのではなく、輪切りにしたものを、一次元フォノグラム
と仮定して、練習することにしました。
これも音階練習とともに、毎日やってもらいました。

kirehasi.jpg

このような、板切れを用意して、ヴァイオリン曲面の輪切りにしたものを、
等音線(この場合は一次元に見立てて、あえて線ということにします。)で作っていこうというわけです。
いきなりだと難しいので、制約条件を与えてやります。
まず板の長さが、ちょうど、ヴァイオリンの横幅の長さになるわけですから、
その位置の高さを、大体寸法表から割り出し、曲線のトップの高さを固定します。
また、外枠付近の返しのところで、一番厚みが薄くなるので、そこも3、3mmで固定します。高さのトップとボトムを決めてしまいます。
この3点(トップ1点、ボトム2点)をいかに綺麗な曲線で繋げていくかが問題となりますが、それが等音線(フォノグラムライン)に従うというわけです。

kirehasi2.jpg
まず、指でさすってみます。音が明らかに違うのが確認できたら、そこの場所に色鉛筆で印を付けます。これは一番原始的なフォノグラムです。
次に、印をつけたところを削る音に注意しながらゆくっり削っていきます。
音が変わったら、そこでノミを止めて、もう一度板を、指でさすって音がどう変化したか調べます。これをただひたすら繰り返すだけで、等音線は出来ていきます。

iii.jpg

この辺から、ノミの一削りではストロークが大きすぎて、音を一片に通り過ぎてしまいますので、道具をヤスリに代えさせます。
目標値に近づけば近づくほど、ストロークの幅が小さくなっていきますので、音を正確に聞いているかどうかが鍵になってきます。
つまり、ストロークの精密さは、音をどこまで精密に捉えることができるか
ということ同じことになります。

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この「微妙の妙」が分からなければフォノグラムは意味のないものです。
「微妙の妙」が分かるからこそ、そこに「違い」があることに気がつくのであり、同時に「同じ」ことにも気がつくわけです。

そして、自然ともっと細かい情報が欲しくなり、フォノグラムを調べたくなるのです。
Oくんにもうっすらとこの世界が見えてきたようです。
あとはそれを育てていけばいいのです。

一ヶ月も経たないうちに、彼はこのことを理解し、そして実際に作って見せてくれました。

私にとっても大きな喜びですし、教えることが十分に可能だということが分かりました。

次は、これを二次元に拡張していきます。

oka.jpg
(がんばれ、Oくん!)




つづく




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