FC2ブログ

フォノグラム解析 イントロダクション

フォノグラム解析(表紙)

biorra.jpg
実際のビオラ
fono.jpg
音の図形、フォノグラム phonogram

問題提起: この研究発表は「音の図形」:フォノグラムに関するものです。ストラディバリなどの名器の製作法は未だに謎ですが
そこには何らかの自然法則があると考えるべきであり、それが、この音図解析:フォノグラム解析だったのではないかと考えています。
「形」から「音」を研究するだけでなく、「音」から「形」を研究していくというわけです。
また、従来、うまく説明できなかった東洋医学の「経絡」や「気」の疑念も、身体のフォノグラムととらえれば、自然、かつ合理的な説明がつきます。
楽器調整の技術と身体の整体技術が同一の原理によって説明する事が出来るのです。
まず、なぜこの「音図」というものが生まれたのか、その経緯から説明していきたいと思います。


*「音図」というものを始めて使い出したのは故福永敏麿氏です。

(ここはオフレコ)
我々、気功家は人の経絡を観る事ができます。
逆を言えば、楽器の経絡を見る事ができるわけです。
我々には当たり前のこの能力も、見えない人には?です。
楽器を研究する理由は、この「経絡」と「物理的な音:共鳴板上のタッピングトーン」が対応していたからです。
つまりは、「気」や「経絡」のような形而上学的な概念と、「音/形」という物理的概念を
結びつける唯一の道がついたわけです。
人間の精神と肉体との関係、心と物質の関係をフォノグラム解析によって明らかにするというのが
この研究の真の目的です。





楽器の音色の調整問題がフォノグラム研究の端緒でした。
「形」を動かすことで「音」の変化を探ってみます。音/形の相関関係に気がつきます。
完成している楽器の動かせる所は、魂柱とブリッジの部分だけです。

koncyuu jujuddkoncyuu juju
上図:ブリッジ   下図:魂柱

この魂柱とブリッジをほんの少し動かすだけで楽器の音色がガラッと変化してしまうことに気がつきます。
共鳴板にかかる弦張力のバランスや共鳴板自体の応力のバランスがガラッと変わってしまうからです。
魂柱は楽器の外からは見る事ができませんから、表板をタップして*「詰まる音」のする所の真下にあることが
確認できます。これは誰でも明らかにわかることです。(実演してみせる)
その位置に解るようにマークします。
実は、これが最初のフォノグラムと言ってよいものです。

*「詰まる音」;真下につっかえ棒のような魂柱があり、表板の振動を殺しています。
薄いシートの下から棒で突くと、その部分だけ硬くなります。それと同じで、硬い音、振動数が高い成分の多い
タッピングトーンが聞こえるという意味です。


koncyuu to
(黒い丸印が魂柱の位置。 タッピングトーンだけでその位置が確認できる。)

そして、その周辺もついでに同じ要領でマークしてみました。すると上図のような模様が現れました。
最初はこんな簡単なことからスタートしました。
次に、魂柱を動かして音の変化を聞きながら、この図形がどのように変化していくのかを注意深く探る研究が始まりました。
少なくとも、「音」と「形」の間にある「何らかの情報」であることは間違いのないことのように思えました。


つづく



はじめての方へ *本ブログの内容説明



にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
クリック お願いします


スポンサーサイト

フォノグラム解析 イントロダクション (2)

やがて、魂柱やブリッジの位置調整だけでは これ以上「音色」に
変化を起こすことが出来ないことに気がつきました。
 
自然と楽器を削る衝動に駆られたわけです。削ったら「音色」はどのように変わるだろう?
フォノグラムはどう変化していくだろう?
音と形の相関関係は?

こうして、実験は次の段階に入りました。

完成した楽器を削るわけにもいきませんので(実際はやりましたが)、市販のヴァイオリン制作キットを購入して
組み上げる前の状態で、フォノグラムを利用することにより、組み上げる前に調整しやすい楽器にしておくということを
試したのです。

kumiagemae.jpg


組み上げる前なので、実際に音を聞きながらの調整はできません。
頼りになるのはフォノグラムの渦は消しておいたほうがよいはずだという
経験的事実だけでした。


ffff.jpg

そうしておけば、組み上げた時にはより少ない調整で、
「音色」を変化させることができると考えたからです。

kkiju.jpg

kkijuffffa.jpg

フォノグラムの「渦」を消すように、共鳴板を削っていくと、図形が対称になっていきました。
全てのパーツをこのようにしてから組み上げればよいと考えました。
実際、組み上げた楽器は調整しやすい楽器になっていました。

が、ここで逆転の発想です。

フォノグラムを利用して楽器を造ってみよう

「音」だけで「形」を決めてみよう。

と思ったわけです。

これがフォノグラム;音図というものが考えられた経緯でした。

実は、ほぼ同時期に、楽器だけでなく、身体の皮膚膜のタッピングトーンを聞いて、
身体のフォノグラムを採ることをはじめました。
自分の体の調整のために必要でした。
私は、両膝を手術しているせいで、毎日調整する必要があるのです。
このことが研究を進める上では幸運な方向に働いたと思います。

200303260002_convert_20110513022957.jpg
身体のフォノグラム、概念図。実際もほぼこの通りです。

やはり、体の調整もフォノグラムの「渦」を消していくと楽になっていくことがわかりました。
そして、東洋医学の経絡や経穴の概念が自然に導き出せることがわかりました。

つづく



はじめての方へ *本ブログの内容説明



にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
クリック お願いします








フォノグラム解析 イントロダクション (3)

さて、実際 フォノグラムを利用しての楽器制作に入ることにします。

g11_20120505202018.jpg

まず、アウトラインを綺麗に揃えて置きます。
(ここでは説明しませんが、アウトラインのタッピングいトーンも全て揃えて置きます。)
青のフォノグラムラインは周辺のタッピングトーンを基準にして採ったものです。
赤のフォノグラムラインは中心のタッピングトーンを基準にして採ったものです。
(よく解らないと思いますが、とりあえず事実として認めてください。とりあえずです、、。)

これは、周辺部分と中心部分のタッピングトーンが違うことを表わしています。
つまり、青と赤のフォノグラムラインが同一のフォノグラムラインを共有するようにしていけば言い訳です。

g12_20120505202742.jpg

青と赤のフォノグラムラインが一致した時、このように自然とヴァイオリンのカーブが形成されていきます。

フォノグラムとは、タッピングトーンを振動数別に聞き取って、共鳴板上にどのように他の場所と連絡しあっているかの精密な情報であるといっても良いでしょう。
協和関係にない異質な部分は「渦まき」として現れます。
ここで異質な部分と言い方はあくまで相対的な言い方で、例えば、音列集合がCメジャーコードの場合と
C#メジャーコードの場合、それぞれは一つの秩序:協和関係を保っている:ですが、
この二つの秩序がぶつかる時、不協和の関係が生まれてしまいます。これが異質の秩序がぶつかるという意味です。その時、渦巻きになってしまうのは、身体のほうが不協和関係に対して緊張を感じてしまうからにほかなりません。
ここが、このフォノグラムという現象理解の最大のポイントになります。


g31.jpg
(この辺の画像はサクサク、パワポで流していく。)

g32_20120505203801.jpg


フォノグラムを利用すればこのように、ヴァイオリンカーブが決まってしまうのです。
それは共鳴板上のタッピングトーンが全ての点で同じにしていくという極限と考えられます。

このタッピングトーンを同じにしていくという操作の極限がホワイトノイズではないかと考えています。
つまり、

ヴァイオリン曲面は、共鳴板の全ての点において同一になるのは、その音響特性がホワイトノイズの時
そのときにかぎる

そしてその時の

フォノグラムの渦はちょうど一つにまとまる。

ということができます。

これを、数理的、物理的に解明することがフォノグラム解析の目的の一つです。

鳴らない楽器というのは、共鳴板のところどころが、異なる音列集合を持っているということになります。
これは、音響的には二つの異なる楽器が、一つの楽器の中にあって、互い違いになっている状態といえるでしょう。全体として大きな統一体にはなっていないということです。
その時、フォノグラムでは渦が一つにまとまらず、複数の渦がある。

kkijuffffa_20120505205320.jpg

三つの渦:中心がある状態

これは、三つの別の秩序:音響特性の楽器が一つの空間を共有している状態。
全体としては三つの小さな楽器を並べただけで力不足の楽器になります。

つづく