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要するに 「膜」の研究をしている訳です。(2)

手太陰肺経A


仮説

「人体の皮膚膜の緊張度を身体全面に渡り、一定にすると、人間は病気ではなくなる。」

これは、大胆な仮説ですが、このことを知っていた古代人が経絡理論を開発しました。
東洋医学の大系は、「この病気にはこの経絡」というような経験からくる、対処療法的な記述をとっていますが
私は、この体系は、大勢の人の経験を積み重ねたものではなく、ある個人が独力で作り上げたものではないかと考えています。(もちろん、違うかもしれません。)
その概念的説明に苦労して、対処療法的な記述に甘んじたのだと思います。
なにせ、理屈が欲しいのは、実際に病気になった時に限るのですから。
ここで健康というものをもう一度考えてみましょう。

何を持って健康というのでしょうか?

病気でないというのは、消極的健康です。
西洋医学は、戦争と共に発展してきた経緯があります。
したがって、西洋医学で治ったというのは、戦地で使える程度に治すという意味と考えていいでしょう。
実際、社会生活も戦場のような側面を持っています。
現代医療における健康という概念もその程度だと思います。

東洋医学では、「未病」という発想があります。
病気に至る前にその元を消してしまう発想です。
これは、より積極的な医療です。
運動、食事などに気をつけるということです。
この中に経絡を整えたり、皮膚の緊張度を一定にすることも含まれると思います。
乾布摩擦もその一種ではないかと考えられます。

DSCF0108.jpg

*実際に、皮膚をこすると音が変わるのが確かめられます。
ピンポイントで皮膚張力を変更させる方法が「針」であったり「灸」であったりするわけですが、
緊張の変化を引き起こすことができればなんでもいいわけです。
その中に「意守」という方法が含まれます。*


私はさらに、積極的な健康というものを、「能力開発」と考えていいのではないかと思います。

フォノグラムの音を聞きとる能力もその一つです。
誰でも、超健康になりさえすればできるのです。
残念ながら、現代社会における喧騒の中で、この能力を維持することはできません。

ちなみに私は毎日4時に起きて、2時間ほど自分の身体の調整をしています。
これを一日でも怠れば、すぐに音が聞けなくなります。
さらにひどくなると体のあちこちが痛みだします。
さらにさらに悪くなると、痛みが麻痺して、何も感じなくなります。
感受性そのものがなくなってしまうのです。
これが老化するということなのですが、私はこれに全力で逆らっているつもりです。

これが

皮膚膜の緊張力を一定にすること

で可能にできるのです。

ここに、ヴァイオリンの名器の秘密、経絡やツボという概念の謎、人間の隠された能力の秘密を探る鍵があるのです。

fig42.jpg

*楽器と身体を「膜」という構造から考え直してきましたが、両者は決定的に違うところがあります。
それは、身体の方は常に動いている、流動しているということです。
このことにもいつか言及しなければなりません。
「渦」が流動する姿は、木星の赤斑の動きを連想させます。
非線形科学が扱う領域です。*



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フォノグラム解析 (5)  数理的側面への導入過程

(by denden)
フォノグラムの正当性を示すには、*数学的な根拠*が必要となります。

*(おにょ)現時点で、客観的にその実在性を示すことができません。したがって、公理論的な研究を進めて、
何を観測すればその実在性を示したことになるのか? 等をまず明らかにした上で、客観性を担保したいと考えております。楽器を実際に作ったり、治療効果があったりというのは、間接的な証拠とはなりますが、決定打にはなり得ません。*

従って、まずフォノグラムの幾何学的特徴と、数学の幾何学との類似点
につて考えたいと思います。

 まず、セクション1で述べた「渦巻模様」について考えます。この模様は、
対数螺旋に似ています。また、整形過程で現れるフォノグラムの幾何学的パターンは、
複素関数の幾何学的特徴に非常に酷似しているということがわかります。

fig51_20120512224059.jpg
実際のフォノグラム1

fono_20120512224145.jpg
実際のフォノグラム2

 逆に、複素関数の幾何学的なパターンにおいて「渦巻模様」が現れる
場合というのはどのような場合か?といいますと、真性特異点を持つような関数です。
真性特異点を持つような複素関数は、ローラン級数展開できます。
ここで、ローラン級数とは次のような級数です。
無題aaaaa

渦巻き模様に対応しているのは、主要部です(nが負の項)。

Singularity.jpg
(ローラン級数を元に、そのマイナス項を連続的になくしていくようにプログラミングした
シュミレーション画像、狙い道理にフォノグラムのような図形があらわれた。)

Singularity1.jpg
(フラクタル性、渦巻き、フーリエ級数など持つべき性質を満たす数学的対象を探していました。
 全てとはいきませんが、なかなかいい線いってます。真実の一端は捉えているはずです。)


 次に、整形後のフォノグラムについて考えます。整形後は渦はなく、円や直線といった
対称的な図形が現れます。このパターンに類似したものは、クラドニ図形、シュタイナーの円です。

kkijuffffa_20120512224254.jpg
(実際のフォのグラム 整形後1)

kkkjjh_20120512224317.jpg
(実際のフォのグラム 整形後2)

まずシュタイナーの円は、複素関数で登場する図形です。整形過程だけではなく、形成後においても
複素関数の幾何学的パターンが見られます。次にクラドニ図形についてです。

20120512211405f20.jpg
(クラドニ図形)

2012051221112062e.jpg
(シュタイナーの円1 複素解析より)

20120512211126676.jpg
(シュタイナーの円2 複素解析より)

クラドニ図形は膜の振動
に対する幾何学的パターンです。クラドニ図形の特徴として、

1 閉じた図形になっている

2 フラクタル図形になっていること

という点があげられます。整形後のフォノグラムのパターンは、この特徴と一致します。またクラドニ図形は、
膜を振動させて始めて浮き上がる図形です。音と形という観点からみれば、非常に近いところにある
ということがいえます。以上により、フォノグラムが閉じた図形になるということと、共鳴板として完成する
ということが同じであると考えられます。

 以上が、フォノグラムの幾何学的な考察です。次に、簡単に「削る」という操作について考えます。
音を合わせて削るという操作については、関数要素の解析接続に対応すると考えられます。ただし、
この場合の関数要素は、フーリエ級数となります。また、渦を消すという操作については、渦がローラン級数
の主要部に対応するということから、特異点除去に対応するような操作であると考えられます。ここでも、
複素数(複素関数)が非常にキーポイントとなります。フォノグラムと複素数は、非常に関係深いものであると
考えられます。

 フォノグラムと数学との対応関係について見ました。このような対応が見られるということは、
フォノグラムには何らかの対称性が潜んでいるということが言えます。その対称性とは、「音の対称性」
に他なりません。フォノグラム及び、その解析により、「音の対称性」を明らかにするというのが
我々の一つの到達点となります。

******
フラクタル性についての言及が全くされていません。どんな感じで入れていったらいいのでしょうか?
また、操作に関する部分についてもあまり触れていません。予稿では、この二つの部分はあまり触れてい
ないので、この辺に関してご意見お願いします。
画像については、少々おまちください。対数螺旋、ローラン級数、クラドニ図形シュタイナーの円等の画像を入れます。
 以上です、ご意見お願いします。

*(おにょ)フラクタル性は「渦」の無限性(この前 素朴に質問された)と関係します。音列の無限性と関係があります。
基本的には、基音(これは楽器の最大の長さで決まると考えられる。 それは最も低い振動数)の自然倍音列を増やしていくことで、共鳴を増やしていくので、1、1/2,2/3,というように、音列が増えていきます。
ここで物理学と対応してきます。この自然倍音列を増やしていくことと、互いに素な振動数比の音が増えていくことは交互に来ると考えられます。あるいは同じこと?
ここはもう少しきっちりさせないといけませんが、、、、。
このことが、フラクタル性と関係しています。
また、音階構造というのはスケール依存しません。それは、音階というのは比が問題だからです。
ここも強調すべきポイントです。
このへんの絡みをはっきり理論の中に組み込むことができたら、より自然な方向に研究が進んでいくと思います。
また、複素平面の重ねあわせ、それは分岐点や特異点を中心に回転したシートが重ね合わされることによる
フラクタル性とフォノグラムのフラクタル性が類似していることも言わねばなりません。*

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学会発表に向けて

ana.jpg


今週末、6月15~17日に福井で開催される「形の科学会」という学術研究会で
研究発表をすることとなりました。
そもそもこのブログを始めた目的が、研究内容をまとめ、世間の反応を伺うためでした。
(はじめから、学術論文の作成や、発表を意識して記事を描いていました。)
真から内容を理解して、このブログに訪問してくださる方もいらっしゃいます。
(アクセス履歴で分かります。)
よかったら、そのような方はなにか質問、ご意見など伺えたらうれしいです。

この数ヶ月間、発表に際し、いろいろな用意をしなければなりませんでした。
研究と研究発表の一番違うところは、研究発表というのは「社会的な活動」であるということです。
研究は、自分が理解しさえすればそれでいいのですが
発表というのは、相手が理解できるようにしなければなりません。
また、予稿論文の作成にも多くの方々が協力してくださいました。
推敲作業に何週間もかかりました。
また要約の英語訳も友人にお願いすることができました。
友人の友人も手伝っていただいたようで、この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございます。

実は、プレゼンの練習のために、セールストークを学ぶ目的で
某電気店で説得商品の販促のバイトを、週末だけですがやらせていただきました。
三ヶ月ほどの期間でしたが、これは、大変勉強になりました。

「売れないものを売る」というのはすごい技術がいるのです。
分単位にステータスシートを作成し、お客さんとのトークを構成し
購買まで誘導するというものですが、今回、プレゼンの資料を作る上で大変役に立ちました。

また、しゃべりなれすることができたので、先週、某大学で発表の予行演習をした時も
とても初めてとは思えないと言って頂くことができました。

プレゼンの原稿を作る上で、一番意識したのがわかりやすさでした。
たった20~30分の間で何を伝えることができるのか
ポイントを3つぐらいに絞込み、同じことを繰り返し話すことにより
直感的に、本質的に重要なことを理解させる構成にすることにしました。
これは、プレゼン用の本などを参考にしました。

また、スカイプを使って、遠距離にいる共同研究者や友人に
プレゼンの練習を見てもらうことができ、タイムリーで修正ポイントを見つけることができました。

プレゼンの内容は、非常にわかりやすいものになっていると思います。
ブログに数回に分けて掲載したいと考えております。
ほぼそのままの形式で発表するつもりです。
学会の反応を見て、レビュー論文を作成していきたいと思います。
(何を書くかというよりも、何を書かないでおくか。)

多くの方々の協力でこのような日を迎えることができました。
この場を借りて再度、御礼申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

13.jpg
福永さんのガルネリ(左)と 私のシュタイナー(右)


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